香港での英語教育に関する新聞記事
先日、久々に香港に行ってきました。 香港島では綺麗な建物が立ち並んで清潔感がありました。フェリー乗り場近くにはあのリンゴのロゴの会社も見かけました。国際都市の様相です。 カオルーンパークの周りを歩いていると無料で中国語新聞のみならず英字新聞を手渡ししてくれます。FUNG KEUNGさん(ShuveYan大学の教授でもあるジャーナリスト)の記事が目にはいりましたので紹介いたします。 記事によるとスウェーデンのEF English Firstの調査で2012年以来韓国と日本のほうがテストスコアで香港の人たちより上をいっているそうです。(話す能力はテストにはいってません。)アジアではシンガポールが70か国中12位でトップだったそうです。 香港での英語能力の低下原因を3つあげてます。 ① 中国語を使って教科を教える方針があること。 ② コミュニケーションに英語を使用する機会がスマホの普及で幾分減少したこと。 ③ 高校以上の教育現場で生徒からの評価低下を恐れる教師が英語での授業をあまりおこなわなくなったこと。 対策としてKEUNGさんは4つのことをいってます。 ① 香港の生き残りに英語はキーとなることを知ってもらうこと(たとえば今までは外国資本が香港を選ぶ理由の一つとして英語でビジネスができる) ② 政府やビジネスリーダに英語をもっと使用してもらうように要請する。(若い人たちがトップリーダーがテレビなどで英語を使っているのを見ます。その影響力は見逃せない。) ③ 高校や大学で英語を媒体として使用することにもっと取り組むこと。 ④ 香港の富豪が経済援助をする。 中国語はさっぱり解りませんが英語を使用できることで香港では情報を得ることができました。我々も意識をもって日本でのコミュニケーションスキルをアップしたいものです。
2015.12.04